江戸時代の医療をテーマにした”医は仁術”展に行ってまいりました!佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 亘理郡 岩沼市 仙台市)

 4月20日に上野の国立科学博物館で行っている”医は仁術”展に行ってまいりました。
※いくつか展示物の写真が出てきますが、きちんと許可を取って撮影可ということで写真を撮っております
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 「医は仁術」この言葉は本当に私の中で大切にしている言葉です。私が今行っているすべての歯科治療はまさにこの言葉に恥じないような思いで行っております。
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 ”医”というのは、病む人の苦しみや悩みを取り除くことです。
 ”仁”というのは、病人への思いやりの精神や愛のこころです。
 つまり、”医は仁術”というのは「病む人の苦しみや悩みを取り除くことは、その方への思いやりの精神や愛のこころを持って術(治療など)をしなくてはいけない」という意味です。
 この精神は江戸時代からあり、こういった精神に西洋の医学が加われば和魂洋才の医、中国の医学が加わり和魂漢才の医と呼ばれ、それぞれが発達し西洋医学や東洋医学と言われるような現代の医学になってきました。
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 そういった中、江戸時代にすでに”仁と養生は共になくてはいけない”という思いが生まれました。
 どういう事かと言いますと、医を行うにあたって、医者の仁のこころは必ず必要ではあるが、それだけでは十分ではない。つまり、患者側の”養生”があって初めて、必要十分な医を行うことができるという意味です。
 ちなみに、ここでいう養生を現代語で訳すと、”予防”と訳すのが適切かと思います。つまり、簡単に言うと、病気を治していく上で、医師の思いやりの精神や技術的なことだけでなく、患者側の予防があって初めて病が治っていくということです。
 そう考えると、佐藤歯科矯正歯科医院で行っている歯科治療(予防ができる入れ歯治療、子どもの矯正治療、虫歯・歯周病予防)はすべて予防という概念のもと治療を行っていますが、その思いは正しかったのだとこの再確認できて本当に良かったと感じました。
 また、この展示会場に江戸時代の入れ歯がありました!江戸時代では黄楊(つげ)の木で作られています!私は総入れ歯といって全く歯が無い人の江戸時代に作られた入れ歯は見たことがあったのですが、何本かは歯が残っている方用の江戸時代の入れ歯(今で言う部分入れ歯)を見たことがありませんでした。
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 江戸時代の部分入れ歯の写真
 写真の左側の入れ歯の左端に注目して頂きたいのですが、入れ歯を支えるための歯に引っ掛けるバネ(金具)が見えると思います!
ん?何が言いたいの?と思われる方がいらっしゃるかと思いますが、江戸時代からは考えられないくらい現代では各分野では進歩しております。しかし、”江戸自体の部分入れ歯”と”現在日本の保険や自費で作られるバネ式の部分入れ歯”を比較すると、材料のみが木からプラスチックに変わったくらいで歯にバネ(金具)を引っ掛けるという所は全く変わっていないのです。なんとも残念な気持ちになりますね…
 もちろん当医院ではバネの付いた入れ歯は20年前にやめ、今ではバネが全くない部分入れ歯を提供しております。
 歯科医師としてどうあるべきかとい事を再確認できたので本当にすばらしい展示会でした。 これからも”医は仁術”と”仁と養生”という言葉を大切に、歯からくる病の治療や予防をしていきたいと思われる方のお役に立てるよう私自身も日々学んで成長していこうと思います。

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