先日、歯科医師と技工士の先生方と何度も作り変える入れ歯について話をしていたのですが、何度も作り変えるのには理由がきちんとあります。
・当たり前ですが、最初からあっていない入れ歯
・噛みあわせが悪い入れ歯
・噛んでいて動いてしまう入れ歯
・支えとなっている歯にバネ(金具)をかけている入れ歯
・支えとなっている歯が歯周病等で抜けてしまった場合
など
こういった入れ歯をすると土台となる骨が減ってきてきたり、入れ歯を支えている歯が歯周病になり使えなくなったりします。
特に、お口に入れた直後はなんとなく合っているような入れ歯でも噛む度に動いてしまう入れ歯ですと徐々に入れ歯が合わなくなってきます。それは入れ歯が動くことにより骨が少しずつ減っていくためです。
理想を言えば、一度入れ歯治療をしたらその入れ歯を一生使っていくしっかりとした入れ歯が最善の治療だと思います。
歯の状態も年とともに変化しますので、一生使える入れ歯は現実的に難しいとは思いますが、理想に近づけることはできます。
それは様々なお口の中の変化、例えば歯周病で歯が抜けた、病気などで骨まで痩せてしまったなどがありますが、それでも何度も修理が出来る入れ歯でしたら長くお使いになる事ができると思います。
当医院で行っているドイツ式入れ歯治療は、“修理をしながら長く使う”をコンセプトにドイツで120年前に発明された入れ歯治療で、その歴史もあり改善・改良されてきている確かな治療法です。
コーヌステレスコープ
リーゲルテレスコープ
日本であまりメジャーに行われていないのは、その治療の難しさやその入れ歯(テレスコープシステムの3種類の入れ歯)を作れる技工士の先生が数人しかいないことだと思います。
当医院では治療はもちろん、入れ歯の作製まで行っております。
何度も入れ歯を作り変えている、作り変えているのに全く合わないなどがありましたら、一度ご相談いただければと思います。
ご覧いただきありがとうございました。