歯を並べるために抜歯をしないようにする、子どもの成長を考えた機能矯正治療(ビムラー・バイオネーター・ムーアプライアンス)研修会 佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 亘理郡 岩沼市 仙台市)

 本日は東京の飯田橋で機能矯正治療の研修会に参加してまいりました。
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 今回は当医院の技工士の先生を連れての参加です!!
 機能矯正とは一言でいうと…
 「心と体の発育を考えながら、健康な口腔環境を作るための矯正治療」です。
 一般的な歯並び治療(矯正治療)は抜歯をする矯正治療です。しかし、機能矯正装置は抜歯を出来るだけしないように、成長にあった顎の成長を促す矯正治療法です。
 歯をキレイに並べるためには、機能の改善、骨格的な問題の改善、歯の問題の改善といった順番で治療する必要があります。
・機能の改善には..
歯並びに関係する舌の使い方やお口の周りの筋肉を正常な状態にする訓練が必要です
・骨格的な改善には…
  年齢にあった顎の成長を促してあげる治療をします
 ・歯の問題の改善には…
  歯の問題を改善する前に必ず、機能と骨格的な改善が必要です。この2つの改善を先に行わなければ、抜歯を行う矯正治療になってしまったり、矯正治療をした後も後戻りといって、せっかく綺麗に並んだ歯並びが数年後にはもとのバラバラの歯並びに戻ってしまったりしてしまいます。
 機能矯正治療には取り外しのできる装置(ビムラー・バイオネーター・ムーアプライアンスなど)を使います。
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ムーアプライアンスの写真
 こういった装置を用いて、機能と骨格的な改善はもちろん、歯の問題の改善を行って行きます。場合によっては、機能と骨格的な改善を装置で治療した後に、ブラケット治療といって通常の固定式の矯正治療を行い歯の問題を解決していきます。
 固定式のブラケット治療では機能と骨格の改善は行えませんので、歯をキレイに並べる前処置として機能矯正治療が必要になってきます。
 インターネットで矯正治療を検索するといろいろな治療がございますが、機能と骨格の改善ができるのは上下の歯を一緒に矯正していく機能矯正装置以外ございません。床矯正装置という似た装置がございますが、床矯正装置は機能矯正装置ではありませんのでお間違えない様にしていただければと思います。
 参考:子どもの矯正治療”機能矯正治療の装置(ビムラー・バイオネーターなど)と床矯正治療の装置の違いとは”
 
 抜歯をする矯正はしたくない、お子様の成長を考えた矯正治療をしたいなどお考えでしたら一度ご相談いただければと思います。
 

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