先日、長野県で行われた機能矯正治療ネオキャップビムラーの研修会に参加させていただきました。
去年も参加させていただいている研修会ですが、今年も引き続き参加です!
ビムラー矯正装置はドイツで発明され、今まで世界中で何万、何億もの患者様がこの装置で治療されています。
その開発者である耳鼻咽喉科の医師であったビムラー先生はお亡くなりになり、その娘であるバーバラ・ビムラー先生から世界中の歯科医師がビムラー矯正について学んでおります。
私とバーバラ・ビムラー先生
日本では固定式の矯正治療が有名ですが、世界に目を向けると、固定式の矯正だけでなく、機能矯正治療という取り外しの出来る矯正治療が主流の国もたくさんございます。特にヨーロッパにはこういった矯正が数多くございます。
その機能矯正の1つがネオキャップビムラー矯正です。
今回は、バーバラ・ビムラー先生に直接お会いしてお話をする機会のある研修会ですので、ビムラー矯正治療についてより深く学ぶことが出来ました。
機能矯正治療を語るうえで、口呼吸を鼻呼吸に改善するというのは歯並びを改善するということと同じくらい大切とされています。現在、”口呼吸はいけません”というのは少しずつ主流になってきておりますが、バーバラ・ビムラー先生の父は耳鼻咽喉科の先生ですが、お爺様は歯科医師だったそうで、そのころから“口呼吸と歯並びの問題”について危惧されていたとのことでした。
100年くらい前から、口呼吸の問題と歯並びの問題を関連させて治療をしようという試みがあったことにとても驚きです。日本ではいまだに、呼吸の改善を行えない固定式の矯正治療を主流で行っておりますが、さすが医療先進国ドイツだと感じました。
また、今回は予防の研修会でもお世話になった第1回歯科甲子園でも優勝された辻村先生も”予防”についての講演と、辻村歯科医院でもネオキャップビムラー矯正を取り入れているため研修に参加されていました。また、辻村先生にはとてもお世話になっており、当医院でも辻村歯科医院と同じような予防をさせていただいております。
辻村先生と私
2日間の長野での研修でしたが、新たな発見などもあり、とても楽しく感じましたし、医療先進国ドイツと同じように子どもに負担の少ない機能矯正装置でお役に立てればと強く感じました。
最後までご覧いただきありがとうございました。