歯周病の治療と予防 ”第9話 歯周病とかむ力と口腔ケアの重要性”(読売新聞記事から) 佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 亘理郡 岩沼市 仙台市)

 2014年1月19日に日本対がん協会会長 垣添忠生先生が読売新聞の”地球を読む”で書かれた記事がとても印象的でしたので、ここで紹介させていただければと思います。この記事は
“定期の口腔ケア 前世代で”“「かむ力」維持し健康寿命”という2題で書かれておりました。
 垣添 忠生先生は国立がんセンター病院の名誉総長を歴任されていらっしゃる先生です。お医者さんの立場から、”定期の口腔ケア”や”かむ力”の重要性を記事にした珍しい内容でした。
 
“良くかんで食べるという習慣は、健康や長寿のためにすべての世代で必要である”
という書き出しから始まります。
 垣添先生がお医者さんという立場から見ても、近年では食生活の欧米化でソフトフードを食べる子どもが多くなり、それによりかむ回数が減り、その結果、歯並びの不正や顎の成長不足などがみられるようになっていますと書かれていました。私も電車や街中で多くの子どもをみますが、ぱっと見ただけでもわかるくらい歯並び悪かったり、顎の成長が悪かったりする子を見かけます。
 こういった子どもの歯並びを守りたいという思いから、当医院では機能矯正治療といって口呼吸を鼻呼吸にする訓練や、顎の成長を促す治療を行いながら歯並び治療(矯正治療)を行っていきます。取り外しが出来る矯正ですので、痛くありませんしお口を清潔に保てますのでご安心ください。
 また、高齢者の健康には”かむ力”は特に重要であると強調させていました。かむ場所が少なく、良くかめない状態な程、記憶力や運動能力が低くなるという調査もあり、認知症の危険も高まってしまうと危惧させていました。
 良くあった入れ歯でかむ力を回復することが、脳を活性化させ意欲が向上し、健康な生活を続けるポイントであるとお医者さんの立場からおっしゃっていただきました。
 当医院では何でもしっかりとかめる入れ歯治療として、ドイツ式の入れ歯治療を行っております。今までのバネのある入れ歯では支えている歯に負担をかけてしまいますし、何度調整しても痛いということがあったかと思います。これでは良くかめません。しっかりと何でも食べて健康に過ごしていただくためにもご本人はもちろん入れ歯で困られている方がいらっしゃいましたらご相談ください。
 宮城入れ歯・義歯専門外来サイト
話は戻りますが、”かむ力”も大切ですが、お口の中の健康を維持するためには定期的な口腔ケアも大切ですとも書かれておりました。米国人は美しい歯をしていますが、彼らは”歯が汚れているようだと社会的成功はおぼつかない”という意識があるそうです。日本ではそこまでは言わなくても、清潔な方が好感を持たれると思います。
 むし歯・歯周病予防のためのプログラムを当医院ではご用意しております。早くからきちんと予防をして健康なお口を保つことは将来絶対に役に立ちます。後々、後悔しても一度抜けてしまった歯は生えてはきません。
 
 あるお医者さんがおっしゃっておられましたが、「若いときは歯だけ大事にしろ、他の病気は何とかなるから!」なんてことおっしゃられていました。確かに、骨や粘膜は再生しますが、歯だけは再生しません。
 この記事の最後に、“現代人のかむ力の低下を放置すると、高齢化と共に進む生活習慣病や認知症の急増を招き、子供の成長や学習能力にも影響する”という記事がありました。
このような事がないように、痛くなったときだけむし歯を治すというような治療だけのために歯科に来院されるのではなく、健康維持の予防ためにいく歯科医院という存在になれたらという思いで当医院は全ての診療を行っております。
 多くの意味で共感する記事でしたのでご紹介させていただきました。予防には年齢制限はありません、今の状態より悪くしない治療を予防といいます。今がどのような状態であっても構いません、これからきちんと予防をしていこうと思われましたらそのお手伝いをさせていただければと思いますのでご相談ください。
 次回の第10話では“歯の病気は感染と力から”というお話をさせていただければと思います。
 

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