歯周病の予防と治療 ”第7話 歯周病と早産の関係” 佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 亘理郡 岩沼市 仙台市)

 歯周病により、早産等の発症率が7倍も上がることご存じでしたか?
 そもそも早産だと何がいけなかというと色々あるのですが、歯科的な話をさせていただくと、出生体重が2500g以下で生まれたお子さんの中顔面の発育が良くないとされています。中顔面とは上アゴ部分のことだと思っていただければいいのですが、そこの発育が良くないと歯並びや将来の顔に影響が出てきます。
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 妊娠している方、将来に出産をお考えの方へ歯のことで知っておいていただきたいことがございます。
 妊婦さんはお口への関心はどうしても低下しがちになってしまいます。食事嗜好の変化やつわりなどによりご自宅での口腔ケア(歯磨きなど)がどうしてもおろそかになってしまい、歯周病が進行してしまうことが多々あります。
 そのため、妊娠時になりやすくなるお口の病気が主に6つございます!
① 虫歯  :これは歯の表面がもろくなり易いことが原因で
      起こりやすくなります
② 歯肉炎 :妊娠中の女性ホルモンの影響により歯周病菌が増えやすい
      状態になることで生じます
③ 妊娠性:エプーリス:女性ホルモン(プロゲステロン)の影響
      などが原因で生じやすくなります
④ 口内炎 :ビタミンB不足やバクテリアの増殖により
      生じやすくなります
⑤ 口臭  :唾液の性状の変化やバクテリアの増殖により
      生じやすくなります
⑥ 歯痛  :歯の神経が充血して、痛みを生じることがございます

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 歯周病により早産等のリスクは7倍にもなり、歯周病の治療や予防をすることによって、早産等を軽減できるとの報告がなされております。
 妊娠前に歯科治療をきちんとなさっておくことも必要ですが、妊娠中も体の状態が変化することにより様々なお口の病気が発生しやすい状態になってしまいます。そのため、早産等のリスクが上がる可能性がある以上、妊娠前・妊娠中の歯周病治療や予防がとても大切であると思います。
 妊娠前にきちんとしたお口の中の歯周病治療や予防をしていくことは大切ですが、もうすでに妊娠している方でも、今からでもお口の中の予防をなさることをオススメいたします。
 しかし、その方法はお腹の中に赤ちゃんがいますので多少通常とは異なってくると思います。もちろん、妊娠中にはあまり大げさな治療等は行わない方がよろしいと思います。
 当医院で行えるむし歯・歯周病予防プログラムで妊婦さんにあった検査や治療法をきちんと選択し、ご一緒にお口の中の予防やバクテリアの管理(バクテリアセラピー)をし、なるべく早産等のリスクを下げていくお手伝いをさせていただければと思います。
 次回の歯周病の治療と予防の第8回は”歯周病と骨粗しょう症”についてお話させていただければと思います。
 

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