佐藤歯科矯正歯科医院で行われている診療はすべて予防を念頭に入れた治療になっております。
悪い所だけを治すと、また次に悪い所が見つかり、また治療をしに歯科医院へ行くといったご経験はありませんか?
このような事が完全にないようにするのは難しいですが、出来るだけそういったリスクを減らすためには治療はもちろんですが同時に予防的な処置が必要になってきます。
当医院ではむし歯・歯周病予防3回コースという予防をかねた治療があり、歯周病のさまざまな検査を治療前後に行い客観的に改善したかどうかをチェックいたします。
その検査の1つに位相差顕微鏡という顕微鏡を使った検査がございます。
位相差顕微鏡
もともと歯周病というのは感染(菌)による病気ですので、治療する上では菌の状態を把握することは大切です!
変な話、スポーツ界でもそうだと思いますが相手が誰なのか分からずに戦ってもなかなか勝てませんよね。そもそも、当医院で位相差顕微鏡を導入したのは、歯周病菌という菌を相手に治療をしていくのに相手を知るうえでも顕微鏡が不可欠だと思ったからなのです。歯周病で繁殖してしまっている菌の種類により、多少治療法が異なってきます。
また、これを導入するにあたって、D-1グランプリ(歯科甲子園)という大会で第一回の優勝に選ばれた伊勢原市にあるつじむら歯科医院の辻村先生のご協力のものいろいろな歯周病予防に関するアドバイスをいただき当医院で行っているむし歯・歯周病予防3回コースを作りました。
位相差顕微鏡の話に戻りますが、この顕微鏡で確認できる歯周病菌は主に7種です。その菌の名前とその菌の危険度を示します。
(※危険度に関しては位相差顕微鏡を推奨している学会を参考にしております)
①フゾバクテリウム-ヌクレタム(細菌) ☆
②カンピロバクター-レクタス(細菌) ☆☆
③シュードモナス(細菌) ☆☆
④トレポネーマ-デンティコーラ(細菌) ☆☆☆
⑤歯肉アメーバ(原虫) ☆☆☆☆
⑥口腔トリコモナス(原虫) ☆☆☆☆
⑦カンジダ-アルビカンス(真菌)
※これが多くいると歯周病菌が繁殖しやすいということです
こういった菌を把握し、当医院で設置している口臭検査をする器械(オーラルクロマ)を使い検査することで歯周病が軽症なのか重症なのかといった判断をさせていただき、それにより治療法を変えて予防や治療をしていくことが可能です。
客観的な検査をしながら、きちんと歯周病に向き合った予防や治療を行っていますので、ご興味がありましたらご連絡いただければと思います。