≪小児歯科 予防編≫”歯並びが良くなるために、よく噛んで食べなさいと子どもに言うのはなぜですか?”という質問 佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 亘理郡 岩沼市 仙台市)


 「歯並びが悪くならないように、硬い物をよく噛んで食べてくださいね」という事を言われたり、聞いたりしたことがあるかと思います。
 なぜ、よく噛んだ方がいいのでしょうか?
 漠然と“顎を成長させるためかな”と察しのよい方なら思われるかも知れません!
 その通りです。
 歯並びをよくするためには、歯がすべて入りきるスペースが必要です。そのスペースがないと、歯並びがバラバラになってしまいます。
 つまり、歯が並ぶスペースである顎をきちんと成長させないといけません。
 そして、その顎が成長するのにはいくつか条件があるのですが、その1つが小さいころから硬い物をよく噛んで食べるということです。
 良く噛んで食べると、もちろん胃での消化がしやすくなり、栄養素をきちんと取れるという意味で、顎の成長にいいということがあります。
 しかし、それだけでなく、きちんと噛むことによりお口の周りの筋肉が育つことが重要で、それにより顎が成長してくるのです。
 歯並びをよくするために、硬い物をよく噛んで食べるというのはこういった理由からなのです。
 しかし、最近の食環境ではあまり硬い物を食べるということがないかと思います。
 そんな時は、機能矯正装置というお口の周りの筋肉に作用して歯並びを改善する方法もございますので、その装置の助けをかりながら歯並びを良くしていくことを考えていただけるといいかと思います。
 最後までご覧いただきありがとうございました。

  

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