子どもの歯並びがガタガタという場合にも、いくつかタイプがございます。そして、タイプにより歯並びが悪くなる原因も少し違います。
お子様の今の状態をある程度把握できるように、歯並びが悪いタイプについてご説明させていただきます。
歯並びが悪いのにも、大きく分けて6種類のタイプがございます。
①過蓋咬合
②叢生(乱くい歯、八重歯)
③交叉咬合
④反対咬合(受け口)
⑤上顎前突(出っ歯)
⑥開口(ポカン口)
それぞれについてご説明していきたいと思います。
①過蓋咬合
下の前歯が見えないほど、上の前歯が深く噛みこんでいる状態
原因として、遺伝、猫背、噛みしめ、奥歯の崩壊や欠損、噛まないで食べているなどがございます。
②叢生(乱くい歯、八重歯)
歯並びがデコボコになっている状態
原因として、顎の発育が足りない、乳歯の虫歯、遺伝、乳歯が早い段階で抜けるなどがございます。
③交叉咬合(すれ違い咬合)
上と下の歯列がすれ違っている状態
原因として、爪を左右どちらかで噛む、唇を斜めに噛む、ほおづえをつく、左右どちらかを下にして寝る、舌の位置が悪いなどがございます。
④反対咬合(受け口)
下の顎が上の顎よりも出ている状態
原因として、遺伝、乳歯の虫歯、受け口のマネ、上の顎の成長不足などがございます。
⑤上顎前突(出っ歯)
上の顎が出ている、歯が出ている状態
原因として、遺伝、猫背、舌を出す癖、指しゃぶり、姿勢が悪い、下唇を噛む癖などがございます。
⑥開口(ポカン口)
奥歯で噛んでいなく、前歯の間がすいている状態
原因として、舌を出す癖、口呼吸、指しゃぶり、アデノイド肥大などがございます。
このように大きく分けて6種類のタイプがございます。
※「はじめて歯みがきレッスン」著 倉治ななえ先生の本から抜粋あり
お子さんのタイプはどれに当てはまっていたでしょうか?
一度、きちんとレントゲンなどでどのタイプで、その場合、どういった治療があるのかをお知りになりたいと思われましたら、お気軽にご相談いただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。