子どもの歯の段階で歯並び治療(矯正治療)を行うのは”子供の顎の成長”を促すためです! 佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 亘理郡 岩沼市 仙台市)


 矯正をする先生によって、「大きくなったら歯並びの治療をしましょう!」「小さいうちから歯並び治療が必要です!」とおっしゃられるので、本当はどっちなのだろうと迷われる方がいらっしゃるかと思います。
 ちなみに、「大きくなったら歯並びの治療をしましょう!」という先生の意見としては、乳歯の時期に歯並びが悪くても大人の歯になれば綺麗に生えて来るかもしれないという期待のもとに経過をみる先生がいらっしゃいますし、他にもいろいろな考えのもとその方がいいとおっしゃる先生がいらっしゃるかと思います。
 また、「小さいうちから歯並び治療が必要です!」という先生の意見としては、今歯並びが悪いという事は、歯の入るスペースが足りない(顎が小さい)から今のうちに大きくして、大人の歯に生え変わった時に綺麗に並ぶようにしようねという考えで行っていくかと思います。
  当医院では「小さいうちから歯並び治療が必要です!」という考えで子どもの歯並び治療を行っております。
 なぜかと言いますと、今の食環境では歯並びは放っておいても綺麗に並ぶはずがないように思います。
 歯並びが悪くなる条件として…
  ・赤ちゃんの時に哺乳瓶を頻繁に使用していた
  ・パンなどソフトフードを好んで食べる
  ・きちんと硬い物を噛んで食べていない
  ・口呼吸している
  ・舌癖がある(哺乳瓶で育つと可能性あり)
  など

 今上げたのはほんの一部ですが、昔は食べ物も限られていて、硬い食べ物しかなかった時代があったので、よく噛むことでお口の周りの筋肉が育ち、それによりきちんと顎が成長して、歯が勝手に綺麗に並ぶという事がございました。
 また、「小さいうちから歯並び治療が必要です!」という考えには、
   ”子どもの時から大人の歯がきちんとすべて収まるように顎を成長させましょう!”
 という思いがあります。
 どういう事かというと…
 自動車を”歯”、車庫を”顎の骨”だと例えると、
 ”車(歯)を2台持っているのに、1台分しかない車庫(顎)には入れられませんよね?”

 つまり、大人の歯の大きさに対して今の顎が小さければ絶対に歯並びは綺麗に並びませんし、子どもの歯の段階で顎が小さいのが分かれば、絶対に大人の歯は顎に入りきりません。
 顎をきちんと成長させずに大人になってしまうと、顎のスペースを考えて歯を抜いた歯並び治療をしなければならなくなってしまいます…
 顎がよく成長するのは5歳~12歳だと言われていますので、その時期までに顎をきちんと成長させて大人の歯がすべて入るスペースを確保してあげなければなりません。
 歯並び治療には、「大きくなったら歯並びの治療をしましょう!」や「小さいうちから歯並び治療が必要です!」といろいろな意見があっていいかと思います。
 しかし、小さいうち(5歳~12歳)しかできない治療もございますので、きちんとレントゲンや歯の模型を使って診断された上でどうするか考えられることをオススメ致します。
 当医院が行っている子どもの機能矯正治療は、取り外しの出来る装置を使い、お口の周りの筋肉を正常にし、顎の成長を促してあげる事で歯並びを改善していきましょうという治療法です。なるべく、固定式のワイヤーを使わずに、本来持っている子どもの筋肉の力などで歯並び治療を行って行きますので、負担も少ない治療です。
 どのような矯正治療を選択されてもいいかと思いますが、顎の成長がストップする前(5歳~12歳)までに一度だけ検査されることを勧め致します。
 うちの子はどうだろうと思いましたら、一度、無料相談にいらしていただければ、詳しく説明させていただきます。
 最後までご覧いただきありがとうございました。

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