子どもの歯の予防はいつから始めるのが本当はいいのですかと聞かれることがございます。
その答えは早ければ早いほどいいという答えになってしまうかと思います。
では、一番いい時期はいつですかとなると、“理想は妊娠６週から”という答えになります！
「早いですね！」と思われる方がいらっしゃるかと思います。
なぜそんなに早い時期なのかというと、赤ちゃんは生後６ヶ月くらいから歯が生えてきますが、歯の芽は、すでに妊娠６週からできはじめています。そして、歯はその後、年輪のように出来始めてきます。
つまり、むし歯になりにくい歯になるためには、妊娠６週から赤ちゃんの歯を育てるような生活を意識していただけるといいかと思います。
例えば、具体的にどうするかといいますと…
・妊娠の前からご自身の歯周病や虫歯予防をしていくこと
・カルシウムを十分にとること
・バランスの良い食事を心がけること
・ストレスをかかええないこと
こういったことを意識して頂くことが、将来生まれてくる子供の歯を結果的には守ることになります。
また、妊娠をしますと女性ホルモンが多くなります。歯周病菌は女性ホルモンがとても大好物で、妊娠をしますと歯周病菌が繁殖しやすくなってしまいます。そのため、妊娠後に歯が悪くなったとおっしゃる方が多くいます。
子どもの歯だけでなく、母親自身の歯も大切ですので、妊娠前や妊娠中に歯科医院またはご自宅でのきちんとしたケアがとても大切になってきます。
この知識が少しでも母子ともに健康な歯を保っていけるような助けになればと思います。
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