垣添忠正先生が書かれた”がん治療は口腔ケアで治療成績をあげられる”という記事について少し書かせていただきました。何かしらのご参考になればと思います。
垣添忠正先生は東京大学医学部をご卒業され、国立がんセンター院長、総長を経て、2007年から日本対がん協会会長をされている著名な先生です。
歯科医師という立場からではなく、長年がん治療に携わってきた医師という立場から”がん治療は口腔ケアで治療成績をあげられる”という記事を書いてくださったことに大きな意味があると思います。
この記事の中で、“歯の健康を保ち、よく噛んで食べるという身近な行為を行うことが健康を維持するうえでとても重要であり、がん治療に真面目に取り組んでいる施設(病院)は、きちんと歯科医がチーム医療に参加し、歯周病予防はもちろんのこと噛める治療をしている”と書かれていました。
口腔内が清潔で、噛めることの重要性は歯科では当たり前だとしていますが、このように医師が全身の病気と歯の健康がリンクしているという事を書いた記事が最近多くなっているように思われます。
これからの歯科医師は全身疾患と歯科との関係をきちんと理解し、矯正治療、歯周病治療、噛み合わせの治療、噛める入れ歯治療などをきちんとして、歯が悪くなることにより悪化してしまう病気を予防していかなければいけないと思います。
ご覧いただきありがとうございました。