佐藤歯科矯正歯科医院では入れ歯治療を長く行っていますので、よくご年配の多くの女性からお聞きするのですが、出産後どんどん歯が悪くなってしまったのよとおっしゃる方が多くいらっしゃいました。
そして、最近、東京医科歯科大学に植野正之准教授と国立がん研究センターなどの共同研究で、出産回数が多い女性は将来、残る歯が少なくなるという結果が発表されました。
1990年から15年後の2005年までの研究で、1211人(男女)に対し調査を実施し、出産回数が多ければ多いほど歯の数が減ることが判明しました。
なぜ、そういったことが起こるかといいますと、妊娠中はホルモンバランスが変化してむし歯などになりやすい上に、治療をさけるといった傾向があるとのことでした。
また、出産後も子育てで忙しくて自分の事をどうしても後回しにしてしまっていることが原因かと思います。
確かに、出産をしてしまうとどうしても歯科医院に行くということが難しくなってきてしまうと思いますので、出産前にきちんと予防的な治療やご自宅で出来るケアの仕方をしっかりと知ることが大切かと思います。
また、出産前の早めの歯周病予防が大切な理由として、以前、歯周病と早産の関係についてのブログを以前お書きしましたので、どうぞご覧ください。
歯周病の予防と治療 ”第7話 歯周病と早産の関係”
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これから出産を控えている方や考えている方などがいらっしゃいましたら、是非ご相談いただければと思います。
また、赤ちゃんが生まれてから哺乳瓶をお使いになるかと思いますが、その際に注意して頂きたいポイントなどもご説明させていただければと思います。哺乳瓶の選択がとても大切で、一歩間違えば顎の成長や歯並びにとても影響が出てきやすい哺乳瓶を選んでしまうかもしれません!!
なので、出産をひかえていましたら、歯周病の予防と一緒に、出来るだけその影響が少ない哺乳瓶の選択やおしゃぶりなどについての相談にのれたらと思います。
もちろん、最近出産された方でも、ご自身の歯周病予防やお子さんの哺乳瓶の選択、歯並び、顎の成長などお悩みの事がありましたらご相談ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。