佐藤歯科矯正歯科医院では歯を並べるだけの矯正ではなく、お子様の骨格や成長を考えた矯正治療を行っています。その際に特に重要なのはお子さんがきちんと鼻呼吸をしているかということです。口呼吸の場合、よくいびきをしたり、よく鼻炎になったり、扁桃腺が腫れていたり、アデノイドが腫れていたりする場合があります。
口呼吸の原因は様々ございますが…
・骨格的な問題
(また、骨格的な問題から歯並びが悪くなっている場合もあります)
・お口の周りの筋肉
(また、口輪筋や舌の問題で歯並びが悪くなっている場合もあります)
・食べ物アレルギーの問題
などなど
などがあげられますが、機能矯正治療では歯並びの問題はもちろんですが、上2つの問題も解決しながら治療が進んでいきます。機能矯正治療は歯を単にきれいに並べるという治療ではなく、顔立ちといった骨格的な改善やお口の周りの筋肉を正常な状態にする訓練などの治療も行って行きます。
しかし、機能矯正治療だけは鼻炎や扁桃腺が腫れる原因が治らない場合がございます。それは、食べ物アレルギーの場合です。食べ物アレルギーには即時型アレルギーと遅延型アレルギーがございます。
簡単に説明しますと…
・即時型アレルギーとは、食べた後すぐに症状が出てきてしまうアレルギーのことです
・遅延型アレルギーとは、食べた後すぐではなく数時間や数日経ってから出てくるアレルギーです。そのため、原因の特定が困難で、よく「隠れアレルギー」と呼ばれております。
この遅延型アレルギーによって鼻炎や扁桃やアデノイドが肥大してしまい、空気を通る気道が狭くなってしまい、口呼吸になってしまっていたり、夜中にいびきをしたりしてしまいます。
日本人に多い遅延型アレルギーになりやすい食べ物は牛乳、小麦、卵です。毎日食べているものかもしれませんね。
この遅延型アレルギーがある場合は機能矯正治療をするだけでは治りません。また、このアレルギーが喘息と間違われることもございます。
万が一、小麦や牛乳や卵が遅延型アレルギーの原因と検査の結果でたとしても、もう食べちゃいけないというわけではありませんのでご安心ください。毎日食べているのを減らしていただくように食事の環境を変えていただくことである程度改善されます。
もちろん、お子様のいびきや鼻炎といった原因の一つである口呼吸を治すためには機能を治す矯正治療をして骨格的な問題やお口の周りの筋肉の問題をできるだけ失くしてあげることが大切です。
遅延型アレルギーの検査等の紹介も当医院では行っておりますので、お子様のいびきがひどい、鼻炎で悩んでいる、成長にあった歯並び治療をしてあげたいと思われましたらご相談いただければと思います。