本日から咬合診断実習コースが始まります。私(佐藤孝仁)は今回もアシスタントとインストラクターとして参加致します。
今回は定員9名のところ満員となりました。そして、遠くは徳島県などから先生がお越し頂きました。
多くの方は、治療をするときに 咬合(噛み合わせ)診断するなんて当たり前じやない!と思われるかもしれません。
しかし、日本の歯科医院ではあまり行われていないのが現状かもしれません…
型取りをして、手に模型の持って噛み合わせの診断をしてもらっていると思われるかもしれませんが、それでは不十分なのです。
模型を手で持っているところ
簡単な説明でしたらそれでも構いませんが、治療をするための診断をでしたら、噛み合わせをみる機器である咬合器を使い、噛み合わせを診断し、治療を行うということがとても大切です。
噛み合わせの診断をしないまま治療をしてしまうと、治療をしたのに、うまく噛めない、噛んだら痛い、頭痛がする、肩こりがするなどの症状が出て来てしまうといった可能性が高まります。
フェイスボウという作業をして噛み合わせをみる機器につけて噛み合わせの説明を受けたことはありますでしょうか?
フェイスボウというのは頭に対して上アゴがどういった位置についているかといことを記録し、咬合器にそれを再現させるこができます。
この様に、噛み合わせを考えた歯科治療を行う場合、模型をつくるだけではなく、フェイスボウをして、咬合器という機器に模型をつけてみなければ正確な噛み合わせがを考えた診断や治療が出来ません。
模型を咬合器に付けたところ
今回は治療の一番基礎である患者様の型取りの仕方から模型を咬合器に付着して、咬合診断を出来るようにするための実習です。
そして本日は稲葉繁先生によるデモ実習と、参加された先生方同士で型取りから模型の製作まで行なって行きます。
多くの先生方がきちんと咬合器を使い、噛み合わせの診断をして治療をするという歯科治療が当たり前となる様になればと思います。
では、また明日レポートをさせて頂きます。
最後までご覧頂きありがとうございました。
佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 亘理郡 岩沼市 仙台市)