二酸化炭素が呼吸(体内のガス交換)をコントロールしている!? 佐藤歯科矯正歯科医院 (宮城県 亘理郡 岩沼市 仙台市)

先日、東京の日野市でご開業されている機能矯正治療で有名な岩附勝先生が書かれた”ゆっくり美呼吸 健康法”という本を購入させていただき読ませていただきました。
 岩附勝先生は毎月私が東京で機能矯正の研修受けさせていただいている先生です。
 その書かれた本の中に、”二酸化炭素”が人の体には重要であると書かれております。
もちろん、毎月研修に行っていますので、私自信はその知識はありますが、多くの方はとてもびっくりなさるのではないかと思います。
 二酸化炭素は、吸い込む空気中にはたった0.03%しか入っておりません。しかし、息を吐く空気に4.5%と150倍もの二酸化炭素が出て行ってしまいます。
 二酸化炭素は体の中で酸素を使った後のゴミみたいなものだと思っている方がいらっしゃるかと思いますが、実際は違います。
 「二酸化炭素」は脳の延髄という部分ある呼吸中枢に働きかけて、体のガス交換をコントロールしますので、とても大切な役割を果たします。
 そして、二酸化炭素は体内にある一定量ないといけないとされております。
 その一定量を下回ると、つまり、体内の二酸化炭素濃度が下がると、呼吸をゆっくりとし、二酸化炭素の放出を防ぐように体は働き始めます。
 逆に、体内の二酸化炭素濃度が上がると(激しい運動をしたときなど)、二酸化炭素を吐き出そうとして、「ハーハー」と息をし始めてしまいます。そうすると、一気に酸素が体に入ってきてしまいます。
 一気に体内に入ってきた酸素の一部は「フリーラディカル(活性酵素)」という有害なものになってしまい、細胞のなかのDNAに傷をつけて病気を引き起こしやすくなります。
 本のご紹介のために書かせていただいたのはすべて本の中に記載されています。このような本を読むと、酸素と二酸化炭素のバランスがとれた呼吸をすることが健康の第一歩だと再確認させられます。
 ”ゆっくり美呼吸 健康法”という本は、このように知らなかった「二酸化炭素」についての知識はもちろんの事、呼吸の大切さを知る事ができる知識がいっぱいつまったとっても素晴らしい本です。
 お子様が歯並びや口呼吸や鼻炎などにお悩みがあるいう方には一度ぜひ読んでいただけると参考になるかと思います。
 最後までご覧いただきありがとうございます。

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