最近、鼻づまりで口呼吸をしている子どもを良く見かけます。
口呼吸をしてしまうと、空気中の花粉やホコリやウイルスや細菌などを直接肺の中に取り込まれてしまいます。。。
鼻はフィルターのようなもので、汚れた空気をろ過してきれいな空気にし、肺に送り届ける働きをもっています!
子どもに多いアレルギーもこの口呼吸により汚れた空気を直接肺に送り込んでしまっていることが原因かもしれません。
口呼吸によって起こるとされているものを列挙し簡単に解説していきます。
・歯並びが悪くなる
→歯が綺麗に並ぶためにはお口の周りの筋肉と骨と歯のバランスが整っていなくてはいけないのですが、口呼吸をしていると常にお口が開いていて筋肉(特に舌や口唇の筋肉など)が働いていない状態になってしまうため、そのバランスが崩れてしまい、歯が綺麗に並ばなくなってしまうのです
・歯肉炎や歯周病の原因となる
→口呼吸をしているとお口が開きっぱなしとなってしまい、お口が乾燥してしまいます。本来、お口が閉じていれば唾液(つば)がお口の中を潤しているので、唾液のもつ抗菌作用などにより歯肉炎や歯周病になりにくくなるのです。
・口臭の原因となる
→口呼吸をしているとお口が開きっぱなしとなってしまい、お口が乾燥してしまいます。それが原因で口臭のもとになります。
・アレルギー性の鼻炎や扁桃炎になる
→口呼吸をしているとアレルギーが誘発されるので、空気が一番触れる鼻やのどに炎症が起きてしまい鼻炎や扁桃腺が腫れてしまいます
お子さんの歯並び、鼻炎や鼻づまりなどは大丈夫でしょうか?
口呼吸が原因でなっているとすると、治すのは単純で、鼻呼吸させてあげればいいのです。
どうやって?と思われるかも知れませんが、佐藤歯科矯正歯科医院で行っている機能矯正装置を使った矯正治療はもちろん歯並びを治す治療なのですが、本来そういった口呼吸から鼻呼吸に手助けをしてくれる装置でもあるです。
子どもの場合、意識下でお口を閉じていなさい!といってもなかなか言うことを聞いてはくれません。まずは無意識化になる夜中に口を閉じられる習慣にしていくことが大切です。
機能矯正装置は取り外しができる夜寝るときだけはめて寝る装置ですので、痛みもないため安全に使用できます。また、口呼吸から鼻呼吸にするだけでなく、もちろん歯並びの治療も並行してこの装置で行えます。
鼻呼吸をする習慣は早い時期からつけた方が良く、5歳から始めるのが可能ですので、うちの子は大丈夫かしら?と思われたら一度ご相談ください。