先日、6月22日に東京のお茶の水で行われた機能矯正研修会に参加してまいりました。
今回のテーマは犬歯が変な所から生えてきてしまった場合や、上の反対側だけ生えてこないという子どもの場合の歯並び治療についてです。
最近の子どもは食べ物が軟らかいこと、哺乳瓶の悪い使い方からくる舌の悪習癖などにより、顎の成長が上手にいかないことがあります。そうしますと、大人の歯で比較的後から生えてくる犬歯の生えるスペースがなくなってしまい、変なところに生えてきたり、生えても来なかったりします。
大人になってから治療するには、他の歯を抜歯した治療をしなくてはいけなくなる可能性がございます。
まだ犬歯が生えてこない5歳から生えてきていてもまだ顎の成長が見込める12歳までに治療を行って行けば、他の歯を抜歯した矯正治療をする可能性が低くなります。
一時期、犬歯が前に出ている八重歯がかわいいと言われていたことがありますが、見た目はもちろんのこと、機能的にも上下の犬歯がきちんと接触していることが奥歯を守る役目をしますので、やはりきちんとした歯並びにしないと健康できれいな歯を長く保つことは出来ません。
審美的にも機能的にもしっかりとした歯並びにすることが歯の健康だけでなく全身の健康へと繋がりますので、お子さんの歯で何か心配がございましたら一度ご相談いただければと思います。
ご覧いただきありがとうございました。