日本のトップクラスの技工士の先生方への咬合器を使った咬合診断の研修会 佐藤歯科矯正歯科医院(宮城県 亘理郡 岩沼市 仙台市)


本日は稲葉歯科医院(秋葉原)にて8000人の会員をもつ日本でも大きな学会の1つでもある顎咬合学会のトップクラスの技工士の先生方のKAVOの咬合器を使った咬合診断実習のインストラクターをしてまいりました。
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 今回の研修はとても有名な技工士の先生方ばかりです。技工士の先生方は模型上での仕事ですので、実際の患者様を治療したりみたりすることはありません。そのため、実際の臨床では歯科医師がどのように噛み合わせを診て、どのような手順で咬合器という噛みあわせの器械に付けていくのかということは知ってはいますが、実際にはしたことがありません。
 今回は歯科医師がどういった手順で咬合器を使った咬合診断をしていくのかというステップを相互実習でしていただきました。
 実習をした内容は飛ばさせていただきましが、以下このようなステップの実習を致しました。
 参考:歯周病の治療と予防 ”第11話 歯周病予防に大切な咬み合わせについて”
 楽しく実習をサポートさせていただきましたが、ある有名な技工士の先生のある話を聞いてびっくりしました!
 それは…
 「この実習のようにフェイスボウトランスファーをして咬合器に模型を付けて、技工物(かぶせ物や入れ歯など)を作ってくれと出してくる先生はほとんどいないよ、数パーセントの先生くらいだよ」とおっしゃっていました…
 当医院ではきちんと噛み合わせをみる器械(咬合器)に付けてすべての治療は行っていますので、それを聞いて私は本当に驚きました。そんなものなのですね…
 有名な技工士の先生でもそうなのですから、多くの技工士の先生ではもっと少ないのかも知れませんね。
 とっても残念なことだと思います。
 歯科医師がきちんと噛み合わせを理解し、レベルの高い仕事をすることが技工士の先生方のレベルの向上になると思います。多くのレベルの高い技工士の先生を育てていくためにも、私を含めて歯科医師はもっと頑張らなくてはいけないと感じました。
 そのため、微力かもしれませんが、これからもIPSGでのインストラクターを通して、一人でも多くの歯科医師の先生方に噛み合わせの大切さやそれを考慮にいれた治療法、咬合器の使い方などの基本的なものも含めきちんと学んでいただけるように頑張っていこうとさらに思いました。
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 今回参加された技工士の先生方はとてもいい実習でしたと口をそろえておっしゃっておりました!そう思っていただいて本当に良かったです。
 最後は楽しく懇親会をし、今回の研修を終わらせていただきました。
 最後までご覧いただきありがとうございます。
 

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