口腔カンジダ症って何と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
口腔カンジダ症の症状は様々あり、痛みやヒリヒリ感や味覚異常や乾燥感といった様々な症状がございます。また、カンジダ症の原因菌であるカンジダ菌が歯周病や口臭に大きく関わっています。
なかなか治らない歯周病の方を含め、カンジダ症かもと思われたら早めの検査・治療をオススメいたします。
当医院では位相差顕微鏡を使いすぐにカンジダ菌が口腔内にいるかどうかのチェック、口臭検査機器(オーラルクロマ)を使い口臭のチェックをすることが出来ます。
左はオーラルクロマの検査画面、右は位相差顕微鏡
そもそも、カンジダ菌とはいったい何と思われるかも知れませんので、お口の中にいる菌についてご説明させていただければと思います。
まず、お口の中にはいろいろな菌が存在します。
菌と聞くと嫌だと思われるかもしれませんが、その中にも良い菌や悪い菌がいます。
大まかに菌を分類すると、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の三種類の菌がお口の中にいます。
言葉通り、善玉菌は良い菌で、この菌がいると歯周病になりにくくなったり、風邪をひきにくくなったりと様々ないい働きをしてくれます。
しかし、お口の中の悪玉菌の代表的なものは歯周病菌と言われる菌ですが、そういった菌がたくさんお口の中にいるとどんどん歯周病が悪くなってしまいます。
カンジダ症に関わる菌はカンジダ菌と言いますが、それは日和見菌に分類されます。
日和見菌とは簡単に言うと、免疫力が落ちたときに悪さをする菌です。そのため、年齢を重ねていくにつれてこの菌に感染しやすくなったり、ガンなどの病気になることにより感染しやすくなったりします。
カンジダ菌がある量を超えると痛みを生じたり、味覚がおかしくなったり、歯周病がどんどんひどくなったりと悪さをし始めます。なので、悪さをしない量になるまで治療が必要です。
このような方には一度検査をオススメいたします!
・歯周病の方
・口臭が気になる方
・お口の中の痛み
・味覚の異常
・乾燥感 など
しっかりと今の状態を把握することが、治療を始める第一歩です。きちんと検査をし、適切な治療を選択しながら治療をさせていただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。