まず、開口(ポカン口)とはどういう咬み合わせかと言いますと、上と下の前歯に隙間がある方のことをいいます。
開口(ポカン口)イメージ
このような方ですと、きちんと歯磨きをしていても、噛んだ時や歯ぎしりした時などにどうしても奥歯に負担がかかり、奥歯ばかり虫歯になってしまっていたり、歯周病になりやすかったりします。
根本的な原因の治療をするとなると、矯正治療しかないと思います。
しかし、それはもうしたくない。けれど、奥歯をこれ以上悪くしたくない、顎が痛いのは治したいと思われる方がいらっしゃるかと思います。
そんな時は、ドイツのチューリンゲン大学で考えられて、チューリンゲンインターセプターという取り外しができ、付けたまま食事やお話ができる部分的なスプリント治療をオススメしております。
≪セット前≫
≪セット後≫
≪インターセプター≫
長く、そしていつまでも衛生的に保てるように金属で作られています。
入れ歯みたいと思われるかと思いますが、取り外しができ、万が一入れ歯だと思われたくない場合は、周りの方に見せてしまって入れ歯じゃないよと言ってあげれば全く問題ないのでご安心ください。
それでも気になる場合は、自宅の中だけ使うこともいいかと思います。それか、夜中寝るときだけ使うのでもいいかと思います。
このインターセプターという装置を付けることにより、奥歯にかかる過度な負担を軽減させることが出来ます。
お子様の場合は、機能矯正装置を使った矯正治療で治すことが出来ます。大人の方でもその装置により矯正治療は行えます。しかし、治るまでにはかなり時間がかかってくることが予想されます。
矯正はしたくないけれど、奥歯の予防や顎の治療としてとても有効な手段です。開口(ポカン口)でお困りでしたらご連絡いただければと思います。