本日はIPSGのハーモニックオクル―ジョンの研修会です。
”ハーモニックオクルージョン”とはIPSG代表 元日本歯科大学教授 稲葉繁先生が考案されたネーミングです。
簡単に言えば、審美的に調和のとれた噛みあわせという意味です。
”入れ歯”や”かぶせ物”を作る際に、どんなに審美的にキレイでもすぐ壊れるようなものではいけません、一方、どんなに噛めたり長持ちするような治療でも審美的に良くなければ困ります。
では、どういった”入れ歯”や”かぶせ物”がいいのかというと、やはり審美的にも良く機能(良く噛める・長持ちするといったこと)もしっかりした治療が最善です。
そういった治療をするためには、きちんとした基準が必要です!
つまり、ただ単に見た目が綺麗、なんとなく噛める気がするではいけません。
どういう歯の見え方が綺麗なのか、どういった噛みあわせが噛みやすく長持ちするのかといった知識のもと治療を行うのと、そういった審美や噛みあわせの分析の仕方を知らずに治療を行うのとでは治療の予後に大きな差が生まれてきます。
このハーモニックオクルージョンの研修会は何回も受けていますが、審美や噛みあわせの分析の仕方はもちろん、その2つの調和した治療を学べます。
ここで得た知識をもとに今まで多くの入れ歯などの治療をさせていただいていますので、審美的にはもちろん良く噛めて長く持つ入れ歯治療が出来ているのだと思います。
やはりなんとなく審美的、なんとなく噛みあわせを整えるではいけません。
もちろん審美的なものは大切です!
当医院にはドイツ式入れ歯治療を初めて20年になりますが、嬉しいことで、20年間も修理をしながら同じ入れ歯を使っている方が何人もいらっしゃいます。こういった入れ歯治療の裏側にあるのは、ハーモニックオクルージョンのような審美や噛みあわせの分析を常日頃心掛けた治療をさせていただいているからだと思っております。
これからも今の技術や知識に慢心せずに、多くの研修会や学界に参加し、患者様のお役にたてればと思っております。
ご覧いただきありがとうございました。