最近、誤嚥性肺炎という言葉をよくお聞きになるかと思います。テレビなどでも頻繁に放送されています。
今、日本の死因の第三位が肺炎とされています。なんでそんなに肺炎で亡くなる人が多くいるのかと疑問に思われる方が多くいらっしゃるかと思います。
その理由は誤嚥性肺炎の多さにあります。誤嚥性肺炎はお口の周りの筋力の低下で飲み込んだものが肺に入ってしまう事が主な原因とされています。
誤嚥性肺炎を予防するには、3つの予防や治療が必要です。
① 飲み込み訓練
② 誤嚥性肺炎を引き起こす原因菌(歯周病菌)の除去
③ ちゃんと噛めるような歯の治療
誤嚥性肺炎の詳しい説明は以前ブログでもご紹介しておりますので、そちらをご覧ください。
歯周病の予防と治療 ”第5話 歯周病と誤嚥性肺炎の関係”
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以前のブログで誤嚥性肺炎の予防で歯周病治療・予防が必要な事が分かっていただけたと思いますが、今回は飲み込んだものが気管に入り肺に行かないような飲み込み訓練についてお話させていただければと思います。
飲み込み訓練にはラビリントレーナーという器具を用いて訓練するのが一番簡単かと思います。
私が所属するIPSGの研修会でラビリントレーナーの研修を行っており、誤嚥性肺炎を予防する筋機能訓練の研修を受けております。
飲み込み訓練で鍛えるのは…
・飲み込むための舌の使い方や舌の筋力アップ
・口輪筋の筋力
・飲み込むときに必要な首周りの筋肉の強化
・口呼吸から鼻呼吸にする訓練
などなど
こういった事をラビリントレーナーで訓練していきます!!
ラビリントレーナー以外にも訓練方法はございますが、ご自宅でもできる訓練ですので、ご興味がありましたらご連絡いただければと思います。
なお、訓練だけでは誤嚥性肺炎の予防にはなりません。歯周病の予防はもちろんの事、しっかりと噛める歯があることが基本ですので、咬み合わせや歯科治療を同時に行い予防させていただければと思います。