子どもの矯正治療、特に5歳~12歳の子どもの機能矯正治療に当医院では力を入れています。
ここで言う“機能”というのは、正常な舌の使い方、お口の周りの筋肉の力のバランス、飲み込みの仕方、呼吸の仕方などをいい、それが上手に出来ていないと正常な顎の成長が促さずに、歯並びがガタガタになるなどしてしまいます。
将来歯並びが綺麗に並ぶように、正常な機能を促して、歯を並べていく治療ですので、成長が著しい子どものときが最適な時期なのです。
そして、そのような機能がうまく働いているかを判断するために必ず“側貌セファロとパノラマ”というレントゲンなどをお撮りいたします。
パノラマレントゲン
セファロレントゲン
そして、この2つのレントゲン写真で分析を行うことを“セファロ分析”といいます。
セファロ分析で診断することは…
①気道の状態(特に口蓋扁桃や咽頭扁桃の腫れなど)
②上下の顎の骨の成長度合い
③歯並びや大人の歯の状態
など
他にも細かいチェックポイントはありますが、この2つのレントゲンを使った”セファロ分析”がなければ、以上のことなどが診断できません。
つまり、診断できなければ治療計画が立ちませんし、治療はできないはずなのです…
矯正治療を行っている歯科医院に相談に行かれて、きちんと”セファロ分析”をせずに、大人の歯が生え変わってから歯並びの治療をしましょうと言われましたら、5歳から12歳ですと正常な成長を促してより自然に歯並びを治療する機能矯正がございますので、一度ご相談いただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。