むし歯治療の方法が最近少しずつ変化してきております。
今まではむし歯を完全に歯から取り除くように歯を削っていました。
（※保険内の治療は今もその方法しかございません）
しかし、最近ではむし歯をなるべく削らなくても治療ができるドックスベストセメントを用いた最新のむし歯治療に変化してきました。
なぜそのようなことが可能になったかと言いますと、ドックスベストセメントに含まれる銅イオンと鉄イオンの相互の効果でむし歯菌を殺菌できます。そのため、多少むし歯を残したままでもドックベストセメントをむし歯で穴が開いてしまった場所に詰めてあげることにより、むし歯菌は殺菌され、むし歯の治療をすることが出来る様になりました。
なお、ドックスベストセメントは薬ではなく、ＡＤＡ（アメリ歯科医師会）において安全な材料として許可を受けております。
その特徴は…
１）歯の神経をできるだけ残した治療ができる
２）象牙質を再生させる可能性が高い
３）殺菌力が永続的に続く
４）天然ミネラルが主成分なので、副作用が少ない
などございますが、一番の特徴としては、“出来るだけ歯の神経を残した治療”が可能になるという事です。
今までですと、かなりむし歯が進行している場合、むし歯をすべて取り除こうとすると、歯の中心にある神経までむき出しになってしまい、神経の治療（根の治療）が必要になる事がございます。
しかし、このドックスベストセメントを用いることにより、神経まで達してしまったむし歯部分は残したままむし歯治療が可能となりますので、歯の神経抜かずにすむ確率が高まり、結果的に歯の寿命が長くなります。
症状や歯の状態によって適応可能か不可能かがございますので、そういったお話をきちんとさせていただきながら治療をさせていただければと思います。予約制となっておりますので、お電話でのご相談のご予約等お待ちしております。
最後までご覧いただきありがとうございます。